連載「デュアルライフ」

SECOND BASE

植栽の金額

 外構に使えるお金は税込みで150万円と決めていたので、植木に充てるお金を90万円までにするために少しだけ植木を減らすことにした。そうすることで、客土に30万円、アプローチや見切り(庭と道の境)工事に30万円使い、トータルで実現できると考えたからだ。
 さて、ラフな外構図だけでは実際に植える木の微妙な位置が決まらない。結局植栽の当日は植木屋さんの作業に立ち会い、植栽する木の位置を決めた。
 決め方には僕なりに二つの重要ポイントがある。ひとつ目は家の中の窓から見える景観を優先すること、ふたつ目は数年後、10年後に樹木が大きく育った時のイメージである。
 前者は外部から眺めた庭と家の調和も大切だが、オーナーが庭を眺めて意識するのは、その場所に到着した瞬間と家に滞在する時間である。そう考えると圧倒的に家の中にいて庭を眺める時間が長い訳だから、窓から見える景観を重視した方が楽しい。道路から視界を遮る工夫や、土間のチェアに腰をかけると西側の小窓からヤマザクラが見えるとか、気持ち良い家の中にいながらにして四季折々の樹木の様子を伺えるのがポイントである。
 もうひとつのポイントは樹木の成長である。これは結構厄介な課題である。樹木の成長は人間の意志とは全く関係がないからだ。最初に植える木は3~4メートルが相場である。成長も木々の一本一本でバラつきがあるが、何年目を目安にして最も美しいバランスの全体像をイメージするのか、このようなことに想像を巡らせるのも面白いものである。

植栽の金額表

・・・つづく

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