連載「デュアルライフ」

SECOND BASE

デュアルライフ

 2年余にわたり、エッセイ「デュアルライフ」を書き続けてきたが、そろそろネタが尽きそうである。
 というよりも、還暦が来年に迫った最後のあがきから、仕事が忙しくて八ケ岳の山荘に足を伸ばすことがめっきり減ってしまい、「デュアルライフ」を標榜する余裕がなくなってしまったのだ。
 それでも数カ月に一度、様子を見にとんぼ帰りで訪れても、相変わらず抜群の室内温熱環境が迎えてくれている。真冬でも水抜きせずに冬を越すことができる断熱性能と設備計画は、避暑地に建つ別荘群の可能性を見出すことができたし、夏は夏で訪れた建築の仲間たちからも絶大な評価をして頂いた。
 特に作夏に訪れた不動産業の友人とのやりとりは面白かったので特筆したい。

 到着するなり、「エアコンは何処についているのか?」と執拗に聞いてくるので、「エアコンは無い」と返したところ、「そりゃ、嘘でしょう?」と、家中を探索していたのだ。
 最終的にはエアコンが無いことに理解は示したものの、なかなか僕の理屈まではわかってくれなかったが、その後にあちらこちらで「とにかく凄い家だ!」と、プロパガンダしてくれているので、僕の中ではそれで良しということにしている。まさに「パッシブデザイン」が成せる凄技である。
 また、見事なまでに八ケ岳の山荘に嵌った御仁もいる。
 何と僕が温熱環境に興味を持ち始め、パッシブデザインの師匠と仰いでいる野池政宏さんである。(だが僕が先生と呼ぶのを拒む)
 ちょうど10年前に野池さんが書いた小冊子の文章に釘づけになり、そこから会社ぐるみで弟子入りしたと言っても過言ではない。それまで住宅のパッシブデザインについて概念的に語る風潮はなかったが、定量的・論理的に解説する野池さんにすっかり心酔してしまった。
 その野池さんが年に2度訪問するのをとても楽しみにしてくれていて、それが丸2年続いている。全国行脚しながら一年に200回前後のセミナー講師をこなす傍ら、山荘でのひと時を楽しみにしてくれるのは僕にとっても励みになるものだ。
 また同じ業界人を中心に様々な方々が訪れるお蔭で、僕の料理の腕前も少し向上した。「お・も・て・な・し」とまではいかないが、野菜や山菜など安くて新鮮な素材に恵まれ、地のワインなどを嗜みながら、僕の適当な料理を振舞い、音楽やスポーツ、さらに仕事の話をするのもなかなか楽しいものである。

Dual Life

Dual Life

Dual Life

Dual Life

 とは言え、長くも短くもある人生において今しばらくの間は仕事優先。今年は諏訪地方で7年に一度開催される御柱祭があり、とても楽しみにしていたのだが、全く見学する余裕がなかったので、楽しみは7年後にとっておくことにする。

 今まで好き勝手なことを書き綴ってきましたが、当分は「デュアルライフ」から「シンプルライフ」へ逆戻り。僕の拙文にお付き合いいただき、ありがとうございました。この回でデュアルライフは完結とさせて頂きます。

(おわり ・・・ 番外編へつづく)

東京で家を建てるなら・・・
新築、リフォーム、メンテナンスのことなど、
ご相談は参創ハウテックへ。 お問合せフォーム -お気軽にご相談ください-


お客様の声
パッシブ冷暖®
現場ライブ
八ヶ岳 SECOND BASE
参創のアフターメンテナンス「家守り」
工務店だからできる創意工夫の宝箱
国の政策への対応実績
工法と素材えらび
Comfort Craft Life
Houzzに登録中の文京区, 東京都, JPのSANSOH HOUTEC Co., Ltd.

セキュアサイトシールは、SSLで安全性が保たれていることを証明するシールです。