工法と構造性能

CONCEPT

参創ハウテックが得意とする工法

住宅の間取りを検討する上で、大切なのは建物の構造性能です。
柱のない大きな空間や、大開口のある間取りにすると、得られる開放感とは裏腹に構造が不安定になってしまいます。

参創ハウテックが設計施工するすべての新築住宅は、大切な住まい手の皆様の生命と財産保全を最優先にする思いから、建築確認申請時の4号特例適用の如何にかかわらず、全棟許容応力度計算(構造計算)を行い、平常時や地震時の安全性を確保しています。

木造 グレード:耐震等級3以上

〔1〕重量木骨/SE構法(当社実績212棟)

SE構法

 阪神淡路大震災における木造住宅の被害を契機に誕生した「SE構法」の最大の利点は、設計自由度が高く、かつ強靭な骨組みにあります。
 専門用語でRedundancy(冗長性)と言って、構造的に充分な余力を備えた構法です。

 SE構法誕生以降、中越地震、中越沖地震、東日本大震災、熊本地震においても倒壊ゼロを記録し、強靭性と安全性を立証しました。

 参創ハウテックでは、3階建住宅や大きな空間・開口部のある住宅に積極的に採用しています。


>>> SE構法(重量木骨の家)詳細ページ


〔2〕木造在来軸組工法(当社実績142棟)

木造在来軸組工法

 比較的壁が多く、偏心率が安全圏内の間取りの木造住宅であれば、木造在来軸組工法を採用しても耐震性と安全性を十分に確保できます。但し、必ず構造計算を行うこと、使用する木材の素性や強度を明確にすることなどをルールにしています。

 さらに、地球温暖化ガス削減へ向けて木材の輸送距離や森林の活性化に貢献するため、国産材の使用を積極的に行っています。


>>> 木造在来軸組工法の詳細ページ


〔3〕耐火木造(当社実績4棟)

耐火木造

 耐火建築物とは、建築物の主要構造部を連続的に耐火構造に準ずる材料を用いて被覆することにより、隣接する建築物や建造物における火災終了後も、消防活動によらなくても建物が倒壊せず、自立し続ける建築物であることが求められます。

 

 当社では防火地域に指定された場所にESG、SDGsの見地から積極的に耐火木造を推奨しています。

耐火木造

耐火木造の仕様図面(クリックで拡大)


RC造(当社実績12棟)、重量鉄骨造(当社実績10棟)

RC造

 当社が住宅建築を行う都市部では、防火に対する規制が厳しいこと、また集合住宅では界壁や上下階の遮音や法定耐用年数への対応からRCや重量鉄骨造を希望する住まい手も少なくありません。

 

 さらに当社が主力としている木造住宅の基礎部分や地下室もRC造ですので、堅牢な建築物の施工に取組むことは、木造住宅の技術向上にも役立つという意味もあります。

 

 当社にはRC造や重量鉄骨造を数多く経験した技術者がおり、その人材を中心に社内の技術力向上を図っています。


※ 各工法の棟数実績は、2024年8月現在のものです。

4号特例について

 建築基準法第6条1項では、階数2以下かつ200㎡以下等の制限を超えない木造建築物を4号建築物と規定しています。この4号建築物に該当すると、いわゆる「4号特例」といって建築確認における審査の特例を受けることができるため、構造や設備などの一部の既定の審査が免除されます。
 今までこの4号特例については、構造上の安全性能を担保するという意味から、有識者や業界団体から賛否の声が上がっていましたが、2025年から特例免除の範囲を縮小することが決定しました。

4号特例について

当社が設計施工する新築住宅においては4号特例建築物であっても、すべて構造計算を行い、安全性を確認しています。


許容応力度設計

4号特例について

許容応力度計算とは、【許容応力度=材料の基準強度×安全率】を計算する方法です。

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